14日午前8時35分ごろ、川崎市中原区新城2のマンション建設工事現場で、重機で土を掘り返していた建設作業員(34)が、深さ約50センチの地中から1万円札約2500枚が入った袋を発見、現場監督者が110番通報した。
中原署によると、見つかったのは旧1万円札で、輪ゴムで約100枚ずつ束ねられ、白と透明の袋に二重に入れられていた。同署で一部を確認したところ、透かしがあり、本物とみられるという。
近所の人の話によると、現場には2000年ごろまで住宅があったが、その後は舗装した駐車場になっていた。3月ごろに舗装をはがし、今月から工事が始まったという。
同署では、現金が地中に埋められていたことから、遺失物に準じた扱いとし、6か月と14日間、持ち主が見つからない場合は、発見者と土地所有者で折半することになるとしている。