今年で87歳になる祖母が自宅に赤ちゃんを見に来た。
何にもいらんよーと言ったのに、黒砂糖と南京豆を持参し、台所でせっせと
「あま〜いお豆さんのお菓子」を作ってくれた。
「昔からあんたが好きやったから・・・」と言うのが口ぐせ。徳之島出身の祖母は
黒砂糖を食べなさいというのだが、私はあんな固まりは食べられないので
しょっちゅうフライパンで作ってくれる。これが、止まらないやめられない・・・で
クセになる味なのよ。

私にとって祖母は、両親が共働きだった為、育ての親のような関係。祖母が帰りの車の
中で叔母に「赤ちゃんが産まれるのは他の何より、嬉しい。人生でそんな感動を
３度も味わえるとは・・・」と話していたそうだ。

涙が出た。


「ひーばーちゃん」に抱かれる息子。