Friday : 2005.07.01

先行予告、リノベーション計画2ndステージへ

私たち夫婦が2004年6月に築50年の古い家に移り住んでから1年が経ちます。この地の四季を知り、地域の人々に支えられ、この古い家に対する愛着は深まるばかりです。また、待望の第一子を授かり、家族が増えたことは、何ものにも変えがたい喜びです。生まれた子どもにとって、この古い家は“生家”となるわけですから、たくさんの思い出を残せる、楽しい家であり続けたいと願うのです。

さて、先日「1年間はそのまま住む」と書いた私ではありますが、なにも、手付かずのまま家を1年放置していたわけではありません。実際には多くの箇所に自ら手を入れ、DIYを楽しんで来ました。しかし、所詮は素人の日曜大工ですから、内容はあくまで“補修”の域を出るものではなく、現状維持(と把握)に一年を費やしたと言えるでしょう。そう、“そのまま住む”の意は“不動産屋や工務店にお任せのリフォームを早々に実施してしまうのではなく、そのままの状態で住む”なのです。

一方、並行して推し進めてきたことがもう一つあります。それは、1階部分の全面リフォーム計画。施工に一ヶ月以上を要する規模の大掛かりな改修計画で、さすがに素人の手に負えるものではなく、設計は建築家の方にお願いし、施工はすべて職人の手によってなされます。今回は、長屋のリノベーションなどを手掛けてこられた建築家の方にご尽力いただき、述べ半年を要して検討を重ねて来ました。古い家の趣を最大限に残しつつも、現代生活に適った暮らしよい家にするべく、ここに来てプロの手を借りようというわけです。

そして実は、今まさに、我が家は改修工事の真っ最中。我が家のリノベーション計画も、「2ndステージ」に突入といったところ。それでは、工事の様子を少しお見せしましょうか。



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私の構想として、当サイトのコンテンツは、日記的なものではなく、我が家のリノベーションの進行を、“時系列”に沿って読み進める内容にしたいという思いがあり、(一部のタイムリーな話題を除き)入居以来の出来事を思い起こしては、順を追って書き進めて行きたいと考えています。

よって、今まさに目の前で繰り広げられている、改修工事の詳細を書きたいのは山々なのですが、一旦、1年前にさかのぼり、「床下の健康診断(補強編)」の次から書き進めて行きたいと思います。こんなペースですから、現実と記事とのタイムラグが解消するのにどれだけ時間を要するかわかりませんが、気長にお付き合いいただければ幸いです。

ちなみに今後は、以下のような内容を予定しております。

  • 床下から出てきた“あるもの” とは?

  • 和式トイレとウォシュレット

  • 古い家(物件)の探し方、コツ

  • チャレンジあるのみ、排水管工事

  • 妻の臭覚は、ガス感知器よりも優れていた

  • 中古住宅はなぜ手に入りにくいか

  • 謎の白い箱の正体は?

  • 換気扇の汚れにもマケズ

  • 下宿屋のなごり

  • ブレーカーのあて板に石綿(アスベスト)が

  • 雑草取りのはずが、産業廃棄物処理(処分)をする羽目に

  • 個人で産業廃棄物を処理(処分)する方法

  • 二度とやりたくない、雨の中の雨どい工事

  • 水だけで半年、念願の給湯器が来た

  • 簡単、自分でできる押入れの壊し方(コート収納術)

  • 自分で作る花壇

  • ご近所の人気者、メダカの家族

  • “夏涼しい”の嘘

  • 極寒の冬を乗り切るために

  • 環境問題、シックハウスの観点から思考する

  • ツキシマハウスに学ぶ、ローコスト・リノベーションの極意

  • “減築”という考え方

  • 我が家のリノベーション・プランニング詳細

  • 【実録】ついに着工、大規模改修工事の全貌


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