Sunday : 2006.12.10

個人で産業廃棄物を処理(処分)する方法

前項「雑草取りのはずが、産業廃棄物処理(処分)をする羽目に」、の続きです。敷地内の土中から産業廃棄物が出土してしまった。さてどうするか?

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そもそも土の中の話ですから、気にさえしなければ、そのまま埋めておけばいいという話ではありますが、知ってしまった以上、放置できないのが私の性格。掘り起こして、敷地の隅に置いておくのは、悪いアイデアではないけど、できればきれいサッパリとオサラバしたいもの。小さな石や土なら、こっそりと不燃ごみに紛れさせて捨てることも可能でしょうが、今回のようなセメントのかたまりだと、そうはいきません。根気強くハンマーで砕くガッツなんてないし、当然ながら、不法投棄は絶対に許されません。

そこで、まずはダメモトで管轄(かんかつ)の清掃局に問い合わせてみました。案の定、回答は「(収集対象のゴミではないので)収集できない」、と。これは想定内。そこで「産業廃棄物処理業者にツテなど無いので、紹介して欲しい」と依頼すると、業者を2社紹介してもらえました。同時に、iタウンページで、「産業廃棄物 地名」で検索すると、思いのほかたくさんヒットするので驚きました。



早速、住所が近いところを選んで電話すること数社。「あの〜、産業廃棄物の件でお伺いしたいんですけど。実は○○△△で…」と言うと、「うちは液体専門だから」とか「うちは粉砕機がないのでセメントは無理」とか「個人の方とは取引しない」などと、連続で断られてしまい、“産業廃棄物処理” を掲げている業者は数あれど、希望に適(かな)った業者を見つけるのはなかなか難しそう。結果的には、タウンページで見つけた、自動車やバイクの解体処分を請け負っている会社が、引き受けてくれることになりました。

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引き取り先が決まったら、膳は急げで、車に9袋の土のう袋を積んで、持ち込みます。計測してもらうと、総重量は115kgでした。そして、今回かかった処理料金は16.538円。内訳は、基本作業料金が1万円+5.750円(1kgあたり50円)の処理料金。

この16.538円を、高いと思うか、安いと思うかは、人それぞれでしょう。私も安いとは思いませんが、それ相応の価格であると納得しています。何故なら、私が他人に同額のお金をもらったとて、絶対に請け負いたくないからです。

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実は、掘ると何か出てきそうなあやしい箇所がまだあるのですが、当面は掘らない方針でいます。あと、最後にもう一度、とにかく、不法投棄だけは絶対に許されません。