Thursday : 2006.02.23
入らない革パンに春を思う 【徒然コラム】
もう体重計には乗らないことにしている。身を引き締めるような努力を何もしていないのに、そこにいいニュースなどあるはず無いのだ。自分への戒(いまし)めに体重計に乗るというのもやめた。どうせ前より増えているのだ。
20代の頃の私を知っている人に久しぶりに会うと、決まって「太ったね」と言われる。言われなくても、顔に書いてあることもある。確かに僕は太った。ゆうに息子1人分の体重くらいは増量しているだろう。しかし、あまり気にしていない。いや、全く気にしていないと言うと嘘になるが、今の自分の体型をもう受け入れている。自分の体型なんかよりも、重要な案件がたくさん目の前に山積しているのだ。体型維持のために、時間や労力を割く余裕が今はない。しかし、そうこうしているうちに、「そろそろやばいかな〜」なんて次元はとうに過ぎ、年齢的にも、もう戻れないところまで来てしまった感がある。
運動は圧倒的に不足している。食生活に関しては、さしたる節制もせず、よく食べる方だ。特に、子供が生まれてからは、妻にいい母乳がたくさん出るようにと、豊かな食生活を心がけ、妻と一緒に食べまくっている。それに、もともと食べれば太る体質だし、甘いものも好きと来れば、太らない理由を探す方が難しいではないか。会社の女の子たちにも、「所帯じみている」と、異性としては見てもらえなくなって久しい。
こんなありさまなので、昔の洋服がピチピチで着れないとかは日常茶飯事だけど、そんな私にも、最近とりわけショッキングな出来事があった。お気に入りの革パンが入らなくなってしまったのだ。
私は、以前の仕事のちょっとした役得で、革パンを1本オーダーメイドで仕立ててもらった。その革パンはたいそういい皮を使った随分と立派なもので、格好いいだけでなく、防寒性の上でも抜群の性能を持ち合わせている。性格的に、革パンを普段履きできない私は、これを年に数度のツーリングに行くときに必ず履いていた。冬のロングツーリングだってこれがあれば寒さと風をしのげたし、万一の転倒を考慮して夏でも履いた。ちょっと大げさだけど、私の(ちょっと遅い)青春と共にこの革パンはあったのだ。
そんなとっておきの1本なのに、久しぶりに履いてみたところ、もう入らないのだ。「上がらない」「締まらない」なのだ。これはさすがにこたえた。入らなかったことに対するショックだけではなく、自分のツーリング人生にまでピリオドが打たれたような気がして、少し悲しくなったのだ。
ただでさえも物入りが続く中、今後、数万円もかけて年に数えるほどしか履かない革パンを購入するなど、もう無理だろう。革パンは独身時代に買うものだ。革に代わる、例えばゴアテックスの防寒着とて状況は同じだ。防寒パンツが無いと、ロングツーリングは無理だ。街乗りとはわけが違う。
唯一、タダで防寒パンツを手に入れる方法がある。それは、いわずもがな『痩せる』こと。
人間こういうことが、原動力になって、何かしらの努力をするのだろうかとも思ったが、それから1週間以上が経つが、なんら痩せようとする努力など、何一つしないのであった。
2年目のチューリップがたくさんの芽を出しました。春はもうすぐです。
Saturday : 2006.02.18
二輪車ETCモニター、ついに試行運用(モニター走行)へ
昨年11月、偶然ニュースで「二輪車ETC試行運用一般モニター」の募集を知り、せっかくだからと(こっそり)応募したところ、定員の枠に入れたようで、その後、“理解度確認試験”なるものを受けたり、諸手続きをしたりして、先日、晴れて二輪ETCモニターの資格を得ることが出来ました。今週になって、ようやく所定のショップで二輪用のETC車載器を無料で取り付けてもらい、待つこと数ヶ月、ついにバイクでETCレーン*を通過できる日がやってきました。
*首都圏近郊の指定区域のみ
しかし、実はここ1年ほど、ほとんどバイクに乗れていない状態で(スクーターを除く)、ショップに車体を持ち込もうと、数ヶ月ぶりにエンジンをかけようと思ったら、バッテリーが上がっていた、という体(てい)たらくで、バイク乗りの風上にも置けないありさまなのですが、それでも久しぶりに趣味の世界のニューアイテムがやって来たとあって、心躍る気持ちを抑え仕事に勤(いそ)しみながらも、やっぱりちょっと嬉しくてバイクのことを考えちゃったりするここ数日。うーん、やっぱり普段からもうちょっと乗りたいなぁ、と思う30代妻子持ち。
さて、ETC。私のETC歴は意外に長く、窓を手動で開ける車に乗っていますので、はじめてETCレーンを通過した時の喜びは、今も忘れません。あれから数年。車では既に一般化したとはいえ、二輪界に限っては今のところ我々モニターは“選ばれし精鋭(笑)”ですから、さぞかし優越感に浸れるかと思いきや、そもそも車に比べてバイクの通行量は微々たるものですから、他のライダーを横目に自分だけ「ビュー」と行けるようなシチュエーションはまれで、まあ『自分が便利』というのが正直な感想。
いやいや、他人がとかそういうことじゃなくて、ETCの意義とは本来そういうものですから、機能性・利便性とかは言うに及ばずで、当たり前のことなのですが、やはりETCの最大の魅力は、「一般レーン」が渋滞しているのを横目に、優々と「ETCレーン」を通過するときの優越感じゃないですか。だから、「とても便利だけど、二輪だとアピールが少なくてちょっと地味だな」というか「俺をもっと羨ましがれ!」とでも言いますか…、いや、性格悪いですね…、ボク、で、でも、グローブ外したりとかしなくていいので、かなり快適なのは間違いないッス。
私の乗っているバイクはヤマハのSRV250というバイクなのですが、このネイキッドは車載器(カードを差し込むETCの本体)を搭載できるようなトランクスペースがシート下などにないため、外付けボックスを利用しなければならないのです。一応専用ケースなるものが用意されているとのことで、問い合わせてみると、送料込みで1万円位かかると言われすぐに却下。外付けボックスの条件は「鍵付きのハードケースで着脱が容易に出来ないこと」となっているので、鉄製の工具箱と南京錠を購入してそれでまかなうことにしました。2つ合わせて1100円也。
工具箱に穴を開けてロッククライミング用のロープを通し、車体にしっかりと固定。いずれ、シート下のエアクリがあったあたりに何とかして移設したいと内心思っているのですが、規則で「自分で勝手に触ってはいけない」となっているので、当面はこの工具箱スタイルでしのごうと思っています。ちょっと格好悪いけど我慢です。
余談ですが、道路新産業開発機構が指定した、指定取付ショップは私の家から電車で1時間以上かかるところで、なおかつ即日取り付けは無理とのことで、バイクを預けに行ってまた後日取りに行くその2往復は、ちょっとした小旅行でした。まあ帰りは試運転にちょうど良いと、ポジティブシンキングの私でしたが、初めてETCレーンを通ったところ、十分すぎるほど減速していたにもかかわらず、車両検知器が反応せず、仕方なくバイクを止めてケースからカードを取り出して、係員にETCカードを手渡して、手動で精算してもらうという、トホホな滑り出しとなった私の二輪ETCライフ。おまけに小雨降る寒くて路面の悪い夜に、苦手な首都高をリハビリなしで突然走るのは、やはり危険でした。次回は端の車線をゆっくり走れる第三京浜に、テスト走行に行こうと思っています。
関連リンク(皆さん続々と装着完了しているみたいです)
Tuesday : 2006.02.14
ボーダフォンLOVEフォトコンテストで審査員特別賞を受賞!
ボーダフォンがLOVE定額の登場を記念し開催した「LOVEフォトコンテスト」に応募したところ、なんと、『審査員特別賞(HIROMIX賞)』を受賞してしまいました。(応募の経緯はこちら)
先日、LOVEフォトコンテスト事務局の方より「最終選考にノミネートされたので、2月14日に品川の新高輪プリンスホテルで行われる授賞式に参加して欲しい」とのお話をいただき、晴れて本日、会社に代休をもらって、家族3人で授賞式に参加してしてきました。
受賞の内容については何も聞かされていなかったので、発表までとてもドキドキしましたが、審査員特別賞のところで名前を呼ばれたときには、妻と目を見合わせて小さくガッツポーズしましたね。ラッキーを運んでくれた9ヶ月の息子に感謝です。
この日は9ヶ月の息子「タヒチ」もおとーさんと一緒におめかし。
すっかり上機嫌なタヒ吉くん。いただいた賞金は、息子の為に大切に使わせていただきます。
最後に、一般投票で応援いただいた皆さん、本当にありがとうございました。感謝しております。しかし、皆さんに平等に還元するとかは難しいので、「オゴれ」とかのコメントは無しの方向でヨロシクお願いします。
関連リンク
Wednesday : 2006.02.01
光を通すコンクリート
光を通すコンクリート?それがあるんです。
光学ガラスメーカー、住田光学ガラスが光を通すコンクリートを開発しました。数十万本もの光ファイバーが埋め込まれたこのコンクリートは、見た目には普通のコンクリートと同じなのですが、自然光や電灯を通し、あたかも障子のように影絵のような表現も可能だというので驚きです。
私は専門家ではありませんが、建築において採光と壁量との問題はいつも表裏一体でしょうから、これはなかなか名案だと思いましたよ。っていうか、格好いいからリノベーションで使いたいなぁ。壁越しに木々の揺れを感じたり、家の中に居ながらにして、外のバイクや愛車の気配を感じながら生活できるなんて素敵ではないですか。
それに、このコンクリートなら、鉄筋の数を減らすのも、非常に困難に違いありません。
関連リンク
5月12日追記
たくさんの方が集中的に来られているようなので、せっかくなので、光を通すコンクリート「リトラコン」の大きな画像を2枚追加しておきましょう。サービス、サービス。